今回の新型コロナウイルス(COVID-19)は若い人は大した症状がないんですよね。
なので、タイトルのことを考えると、一度かかってしまうというのが一番確実になります。
すでに潜在的に感染している人が多数いて、最終的に日本人の3-6割が感染することも予想されています。
いくら隔離しようとしても漏れは出てくるし、幸い今年はインフルエンザもそこまで流行っていないので、今年のうちにできるだけ蹴りをつけるという考え方もあります。
さて、コロナウイルスのプロの見立ては
- 2月末から3月には終息する
- 感染力はインフルエンザに比べたら大したことはない
- 暑さに弱いから、夏にはなくなる
あたりが重要な見解ですが、今回のウイルスはプラスチック表面についたものが、3,4日は感染力を持ったまま持続できる。最長で9日間も確認されていること。
気温31度のシンガポールでも流行していること。
何より広がるスピードが段違いに早いことを考えると、だらだらと持続して来年、再来年にまで持ち越すことはどの専門家も予想、指摘しています。
それはおそらくSARSと比べて予想よりも高い感染力があるからでしょう。
オリンピックを控えて、日本がするべきことを考えてみます。
尚、オリンピックは予定では7月末から始まります。事前に国内キャンプすることを考えると、7月上旬から選手団が来日しないといけません。
あと5か月あるのと、3月末に終息するなら、そんなに心配しなくてもいいですが、世界中の国でヒステリックに反応していることや、中国チームの来日を拒否とかになって無理そうであるなら、ベストはIOCに掛け合って、来年への順延でしょう。
さて、上記のリンク先にもあるように、大事なのは日本での死亡率を下げることです。
これを減らすにはどうしたらいいか。諸外国も似たような処置を取っている中、それら外国よりも死亡率を減らすにはどうしたらいいか。
同じことをしていても、より下がることはありえません。
そもそもなんで死に至るかというと、肺の気管支上皮に感染したウイルスが自身の逆転写酵素でDNAに変化してゲノムに取り込まれて、自己複製をしてさらに細胞外に放出されます。それによって、感染する細胞がふえます。増えたことによる気管支細胞の機能が落ちますよね。
その症状は大したことないですが、喫煙や加齢でもともと脆弱な組織だと、強い症状になるでしょう。
次に感染した細胞を排除するために自分の免疫細胞が働きます。それによって、発熱、浮腫といったより強い症状が励起されます。
そこで起こるのはスクラップアンドビルドであるため、それに耐えられるだけの体力がないと、死に至ることもあるということです。
新型コロナウイルスでなくとも、寝たきりの老人が肺炎になって亡くなるというのは一般的にもよくある経過なんですよね。
現在、検査は微熱が続いたのちに症状が悪化している段階、つまり、スクラップアンドビルドという一番エネルギーが必要な段階で行われているわけです。
その段階では、自分の細胞で自分の感染細胞組織を攻撃している段階なので、抗ウイルス治療はほぼ効きません。
もちろん、免疫抑制剤も併用するでしょうが、感染力が強く、肺の中や、ほかの臓器に移行した後では自分の免疫細胞にとっても攻撃範囲が広くなりすぎてすでに手遅れなわけです。
40歳以下の若い人にほぼ症状がないのは、引き起こす炎症反応が軽微で、インフルエンザのように40度の高熱とかにならないため、細胞内酵素も余裕をもって働けるからです。
ちなみにインフルエンザで40度の高熱になるのは、それによりインフルエンザウイルスの機能を抑えることができるからです。おそらく、 新型コロナウイルスは高熱では防げないため、そのような身体反応になっていないものと推測されます。
すると、病状が悪化する前がポイントなのは分かると思います。
一番怖いのは老人が集まって、入院、入所している施設です。
なので、ハイリスク患者で日常的にみられない微熱の持続があった段階で、投薬(効果があったと報告のあったエイズとインフルエンザの併用)。
合わせて検査。検査で陽性なら、追加で投薬というステップを踏むことで、検査で陽性だったのに助かった群を増やすことができて、全体的な死亡率を減らすことができます。
問題は2点です。
治療薬をどれだけ用意するのか、そのお金を誰が出すのかです。
しかし、すでに新型コロナウイルス不況が始まりつつある状況下で、安心安全のイメージをもって、正常な経済活動に戻すためなら安い投資でしょう。
もうひとつは検査能力の精度と数をこなせるキャパです。
検査で偽陽性が出るのは、手技上の問題が多いでしょう。たとえば、サンプルを取っているときに別の感染者がしゃべって、そのつばが綿棒につけば偽陽性になってしまいます。
また、感染した細胞や、感染した細胞からの放出物をサンプリングできないと偽陰性(本当は感染しているのに陰性)になります。
PCRそのものは精度が高いので、それが原因ということにはならないでしょう。
その意味で、サンプリングの精度が上がるようにマンガで示したりといった工夫は重要です。
次に検査をする検査機関とこなせる数の増加です。
この騒動があと2,3ヶ月で終息する可能性もあるため、企業も大きな投資はしづらいというのもあります。
そこで野外排気型のクリーンペンチ、qPCRマシンを持っている大学の生化学系の教室に依頼します。
野外排気型のクリーンペンチ、qPCRマシンがあるところは +人件費200万円
ないところは、それらの機器のどちらかを購入 +人件費100万円
両方ないところは、人件費なしだけど機器はどちらも購入
それぞれ1件1000万円でも50都市で5億円、上の薬と合わせて20-30億円あればできます。オリンピックがなくなることの経済的損失30兆円のことを勘案すると安い買い物です。
これを2か月間します。検査キット代も別に負担します。
ハイリスク群は無料、そうじゃない希望者からは1万円くらいとってもいいでしょう。それで、税金の負担を少し減らします。
基本、ローリスクの若者は放置。
恐らく、検査で陽性の人が出すぎることも恐れて今の検査体制なのでしょうが、大事なのはこの病気が大した病気ではないことをしっかりアピールすることと、日本での死亡率が極端に低いことを示すことです。
世界ではすでに中国人いじめ、便乗した日本人いじめがリテラシー低い層から行われていますから、そういう日本人を助ける意味でも、なんか日本凄いなと思わせられることと、経済活動を自粛しすぎないようにするためにも、これくらいの投資は安いくらいでしょう。
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