あなたやあなたの子供の成績が伸びない理由

進化する遺伝子検査

一度しかチャンスがないものに自分の直感でトライして成功できないのが普通です。

初めてバスケットでスリーポイントシュートを投げることを想像してみましょう。

どれくらいの力を入れて、どんな角度で投げたら良いのかもわからないはずです。

でも、投げる前に目の前で自分と同じくらいの背丈のプロが100本成功して入れるのを見ていたらどうでしょうか?

失敗はするでしょう。でも、いきなり最初から枠に当たるくらいまでは行けるかもしれないし、数回投げたらうまく行きそうと感じられるはずです。

それはこうやったら、成功するというイメージを予め持てているからですよね?

ここで大事なのは「自分と背丈が似た人がどうしていたか」です。

198cmの選手が100回決めているのを見ても、あまり参考にはならないでしょう。

これくらいのリリースポイントでこの角度で投げるから入るんだというイメージが持てないからです。

試験勉強も同じです。

表にして覚えるのが得意な人、音読することで覚えるのが得意な人、ひたすら書き写すことで覚えるのが得意な人、語呂合わせじゃないと覚えられない人、人はそれぞれ違うわけです。そして、それらの半分から30%くらいは遺伝子の違いが関与しています。

子供の遺伝子は母親と父親から半分ずつもらい、その組み合わせは兄弟でもシャッフルされるので、親や兄弟とも半分以上違うため、親や兄弟がこうだったからという決めつけはほぼ当てはまりません。

要するに子供の個性というのは一人ひとり異なるものであり、わからないわけです。

東大理IIIに合格した人の勉強法も、その人と子供の素質が似ていたかどうかで結果は大きく変わります。

他人の話、友だちの話を参考にすればするほど、泥沼にハマっていく。

あの子はあんなに上手くいって、同じ塾に行っているのにうちの子供はどうして成績が伸びないのか?

単純です。一人ひとり違うからです。

他人と結果が違うのは当たり前なわけです。決して、能力が低いわけではありません。

自分に合わない勉強法を無理にしているからなだけです。

親はこうだったのに、兄弟はこうだったのに、どうして、この子はこうなんだろう。

ほとんどの親が感じていることだと思いますが、それはすごく当たり前のことなのです。

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