大学や企業がこの検査をできない理由

進化する遺伝子検査

成績を上げるのに影響する項目というのは、生活環境、勉強のやり方、教材の選び方など多岐にわたり、一つや二つのことだけで決まるわけではないことは分かると思います。

しかし、大学で研究する場合、それを一つか二つに絞らないといけないわけです。

例えば、遺伝子なら、ヨーロッパで大学進学している人の遺伝子変異が調べられて、いくつか見つかってはいます。しかし、検討するのはそれだけであり、それ以外の生活環境、勉強する環境に関する調査はされていません。

しいて言えば、人種の調査が入っていて、かつ差がないことを確認している程度です。

一方、大手塾などはこういった研究をしてより良い教育をしたいと考えますが、その結果、自分たちの教育が不要であるという結果になる可能性もあります。また、遺伝子によって、子供のクラスを分けるなどは差別につながりかねないため、調べるメリットやインセンティブが全くないわけです。

つまり、こういった調査はやりたい人が個人的にするしかないわけです。

しかも、本プロジェクトが目指すのは、何が優秀とか、誰が優秀とか、誰の出来が悪いとかの評価ではなく、いろんな個性がある中で、それぞれの人にとって、一番楽に成績を上げる方法は何かなということを明らかにしていくことになります。

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