最も精度が高い方法で遺伝子変異を再度解析する理由

進化する遺伝子検査

遺伝子検査をしているとき、結果を悪くする一番の原因は送られてきたサンプルの質が低い場合です。でも、お客さんは間違ってサンプリングしているわけではありません。輸送条件などいろんなことが関係して、100人に1人くらい綺麗にデータが取れないサンプルが出てきます。我々はそういったサンプルが出てきたとき、再度、検体を送りなおしてもらっていました。しかし、世の中にある遺伝子検査会社で再度サンプリング依頼をしている会社はどれだけあるでしょうか?また、例えば、300遺伝子などの数の遺伝子を調べている会社は一人一人目視で300遺伝子の変異を調べていると思いますか?払っている金額とその作業する人の時給を考えると、それは不可能であり、自動処理されているわけです。つまり、サンプルが汚い場合もそれは確認されず、自動処理の結果が、お客さんのもとに送られてきます。

我々はサンプルが悪かった場合、再度サンプリングを依頼し、かつ、目視で結果を確認していきます。他社で一度調べたという人も本当にきれいなサンプルで調査されていたのかどうかはわかりません。そのため、我々は同じSNPであっても、再度調査させてもらっています。

また、我々がとっている方法はダイレクトシークエンス法といい、300遺伝子や全ゲノムなど大規模な遺伝子解析調査であっても、個々の遺伝子を再度調査したいときに取る方法になります。

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